ITサービス事業を軸とする日本ディクスは、クラウドERP「ZAC」とRPA(Robotic Process Automation)を組み合わせることで、1日当たり延べ150分の作業時間を削減、1カ月当たり200分かかっていた派遣エンジニアの給与処理の作業を15〜20分にまで短縮した。本稿では、その結果に至るまでの道筋を紹介する。
システム開発などを手掛ける日本ディクスは、専門性を要する業務に従事する従業員が自身の業務に、より専念できる体制の構築を進めている。そのきっかけは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として導入したテレワークだった。
テレワークによって開発部門のメンバーは本業に集中できる環境が手に入ったが、経理部門の担当者は日々のルーティーン作業が自身の業務を圧迫し、自業務に“全集中”したくてもできない状況にあった。そこで、クラウドERPのZACとRPAを組み合わせ、経理業務における2つの作業を自動化することを考えた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。