本記事は2021年5月17日の「Users Digital」掲載記事をキーマンズネット編集部が一部編集の上、転載したものです。
「クラウド破産」という言葉をご存じでしょうか。インパクトが強い言葉です。2021年現在、AWSやAzure、GCPなど、パブリッククラウドが広く使われるようになり、身近なものになりました。本番環境、つまり商用利用が一般的ですが、エンジニアであれば、自己学習のため、検証目的で利用するケースも多いのではないでしょうか。
本稿では、パブリッククラウドを利用する中で誰でも一度は遭遇したであろう、利用料金に関するトラブルにフォーカスしたいと思います。
課金対象となるリソースの削除忘れで課金されてしまった、想定していたよりも課金額が大きかった、最悪のケースだとセキュリティ情報の流出などの被害により高額課金されたなど、利用料金に関するトラブルはさまざまです。
ちょっとしたミスが重なると、数十万、数百万円という巨額な金額を請求されることもあり得ます。クラウド破産という言葉があるほどですから。
パブリッククラウド市場で大きなシェアを占める「Amazon Web Services」(以下、AWS)に注目して、トラブルを事前に防ぐため、または発生してしまった際の被害を小さくするための施策をご紹介します。
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