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» 2021年10月28日 10時00分 公開

IT資産管理ツールの導入状況(2021年)/後編

後編では、現場で実際に発生したIT資産管理にまつわるトラブル事例や、今後ツールに期待する機能や意見を中心に現場の生の声を紹介する。ツールへ期待することとして、Microsoft製品の対応に関する声も見られた。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは、2021年9月27日〜10月15日にわたって「IT資産管理ツール」に関するアンケートを実施した。前編では、全体の約6割が「勤務先でIT資産管理ツールを導入している」とし、ツールの導入ポイントとして、コストよりも運用のしやすさやセキュリティ機能を重視する傾向にあることに触れた。また、場所を限定しない働き方が進むことで、クライアント端末の適切な管理に意識がより傾き、IT資産管理ツール未導入企業の導入契機ともなるのではと考えられる。

 後編では、IT資産管理ツールを利用する企業で実際に発生したトラブル事例や、今後ツールの期待する機能など、利用者から寄せられた現場の生の声を中心に紹介する。管理ツールへの要望では、Microsoft製品の対応に関する声もあった。

 全回答者数225人のうち、情報システム部門が32.0%、製造・生産部門と営業・販売部門が同率で16.4%、経営者・経営企画部門が8.0%などと続く内訳であった。グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

「離れていても業務状況を把握したい」に応える機能のニーズも

 まずは、前編に引き続き、IT資産管理ツールの利用実態について詳しく見ていく。

 「IT資産管理ツールで利用している(する予定の)機能」について聞いたところ、「ライセンス管理」(59.7%)、「資産台帳作成」(48.7%)、「ログ収集・監視」(48.7%)、「ソフトウェア配布」(45.5%)、「クライアント構成維持・管理」(40.3%)などが上位に続いた(図1)。

図1 IT資産管理ツールで利用する主な機能(n=154)

 オフィス外で働く機会が増えるとともに、PCやスマートフォン、モバイルWi-fiなど従業員に貸与する端末は増加し、ソフトウェアライセンスを含めたIT資産の適正管理の必要性も増す。また過重労働や健康管理の観点で、テレワークや在宅勤務中の業務状況を見える化をしたいというニーズもよく聞かれる。「ログ収集・監視」機能が上位に位置するのは、PCやアプリケーションの操作ログを勤務実態の把握に生かそうと考える表れでもある。

ステータスは「廃棄」、でもまだ使われたいた……

 IT機器の運用面だけではなく、情報漏えいやソフトウェアライセンス違反のチェックなど、コンプライアンス順守の面でもIT資産管理ツールの導入効果が期待される。次に、過去にIT資産管理にまつわるトラブルが発生したことがあったかどうか、また発生したトラブルについて詳細を聞いた。

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