SDGs(持続可能な開発目標)とは、持続的な世界のために達成すべきとされる国際指標だ。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載され、世界各国で取り組みが進む。企業にとっては新たなビジネスチャンスを発見したり企業価値を向上させたりする機会でもあり、特にグローバル企業において、SDGsへの取り組みは消費者や投資家の評価対象となる。
近年、グローバル企業を中心に「倫理的であること」を企業の評価に織り込む動きが活発化している。サプライチェーン構造の中で発生する問題の責任は企業にあり、企業はそれを解消すべきだという考え方だ。
古くは1997年に問題となったナイキの児童労働問題や、2013年に発生したバングラデシュの縫製工場の事故などが背景にある。投資家や消費者が人権侵害や環境破壊に加担する企業を問題視する中で、企業は事業戦略としてSDGsに取り組んでいる。
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