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» 2021年12月09日 17時00分 公開

IT資格の取得状況(2021年)/後編

資格取得のモチベーション維持に必要なのが、資格取得支援制度や資格取得の奨励制度だ。しかし、理想と現実は大きく異なるようだ。勤務先の支援制度に多くの不満が寄せられた。

[キーマンズネット]

 前編では、キーマンズネットが2021年11月5日〜19日にわたって実施した「IT資格の取得に関する調査」(有効回答件数:256件)を基に、現在保有するIT資格や資格を保有して役に立ったこと、会社の支援体制など、資格取得に関する現状を紹介した。

 後編となる本稿では、今後取得を予定している資格や今後人気が高まるであろう注目のIT資格について読者に尋ねた結果を紹介する。グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

一度落ちたら二度目はNG……資格支援制度の課題と要望

 まず勤務先で資格取得支援制度が「ある」と回答した人に対して、「資格習得支援制度に対する要望や課題点」を尋ねたところ、大きく3つの意見に分かれた。

 最も多かったのが「資格手当や受験料」に対する要望だ。難易度の高い資格については合格時に適切な評価をしてほしいといった声や、合否にかかわらず受験費用を補助し、挑戦しやすい環境を整備してほしいなどの意見が挙がった。

  • 業務に必要な資格を所有する人には資格手当支給をしてほしい
  • それなりに難易度の高い資格を取得したが、給与に反映されない
  • 受験費用の支給条件が合格時のみで、難関資格に落ちた場合の高額な費用負担が痛い

 2つ目は「支援対象となる資格の範囲」についてだ。対象資格が限定的かつ変更されない状態では、資格取得に積極的な人の意欲の減退を招き、企業としても市況ニーズに合った資格保有者を集めにくくなるなど、双方にとってメリットが得られない制度になってしまう。

  • 時代の流れも変わり、支援対象の資格の範囲を広げてほしい
  • 支援制度の対象がアップデートされていないので、実務に役立つ資格と対象資格に差異が発生している

 最後は「会社の方針」に関してだ。会社が何を目的に従業員の資格取得を支援しているのかが分からず、制度だけが形骸化しているといった課題が挙げられた。どうしても孤立化しがちな資格勉強者への精神的な支援を求める声も挙がった。

  • 「何を取得すべき」」という方針がころころ変わる
  • 一度不合格になると二度目の受験からは受験費用が出ない
  • 建設業なので建設関連資格に関しては相応の支援が受けられるが、それ以外の資格は対象外。社内SEだが、実務に必要な資格かどうかが考慮されていないので職種に見合った支援制度が必要
  • 技術資格だけではなく、モチベーションを上げるような資格制度もあればいい
  • 上司と相談して対象とする資格を決められるといい

今、狙っている資格2位は「Azure認定資格」、1位は何?

 次に、「今後取得したいまたは取得予定のIT関連の資格はあるかどうか」を尋ねたところ、「ある」が47.3%、「ない」が52.7%となり二分する結果となった。「ある」と回答した人を対象に、取得したいIT関連の資格について複数回答形式で尋ねたところ図1のような結果となった。

図1 今後取得したいIT関連資格

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