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» 2022年01月20日 07時00分 公開

ファイルサーバとクラウドストレージの利用状況(2022年)/前編

ワークスタイル変革が進む中で、ファイルやデータの“置き場”が一つの問題として挙がる。クラウドストレージはセキュリティリスクの懸念もあるが、2021年末にかけて大手企業でのファイルサーバへの不正アクセス事件が報じられた。こうした状況の中で、ファイルサーバとクラウドストレージの利用状況を探った。

[キーマンズネット]

 オフィスに縛られない働き方が主流になりつつある現在、各所に分散して働く従業員がどこにいてもファイルやデータにアクセスできる仕組みが必要だ。ファイル置き場として長らく運用されてきたファイルサーバも、働き方とともに在り方を見直す時に来ている。

 キーマンズネット編集部は「ファイルサーバとクラウドストレージの利用状況」に関するアンケート調査を実施した(実施期間:2021年12月24日〜2022年1月7日、有効回答件数:324件)。前編となる本稿では、調査結果を基にファイルサーバとクラウドストレージの利用状況を概観するとともに、勤務先で利用するストレージサービス、ファイルサーバ利用者におけるストレージサービスの利用意向などについて見ていく。

「ファイルサーバのみ運用」は14ポイント減少

 まず、勤務先のファイルサーバとクラウドストレージの利用状況について尋ねた結果を見ると、「ファイルサーバのみ利用」(38.3%)、「クラウドストレージと併用している」(48.8%)、「クラウドストレージのみ利用」(7.1%)と続く結果となった。この結果を従業員規模別に見たものが図1だ。

 ファイルサーバのみ利用している割合は、従業員規模51人〜100人の企業が56.3%と最も高く、従業員規模が大きくなるにつれて、ファイルサーバとクラウドストレージの併用割合も高くなる傾向にあった。従業員数5001人以上の企業においては、「併用している」とした割合は71.2%となった。全社的なテレワークに舵を切った大手企業事例も聞かれるが、この結果から企業規模別の働き方が透けて見える。

図1 従業員規模別に見るファイルサーバとクラウドストレージの利用状況(回答件数=324件)

 この結果を前回調査(2021年1月実施)と比較したところ、「ファイルサーバのみ利用」が14.0ポイント減少し、併用割合が9.0ポイント増加、クラウドストレージの利用割合も12.2ポイント増加した。

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 次に、年々利用が拡大傾向にあるクラウドストレージについて、「利用している」「ファイルサーバと併用している」と回答した読者に対して、勤務先で利用するサービス名を聞いた結果、図2となった。

図2 勤務先で利用しているクラウドストレージサービス(回答件数=182件)

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