「メール誤送信の実態調査」により、誤送信の発生状況やミスの内容が明らかとなった。
サイバーソリューションズは2022年1月26日、「メール誤送信の実態調査」の結果を発表した。調査によると、役職や部署を問わず、約6割がメールの誤送信や誤受信を経験していることが分かった。
今や電子メールは、ビジネス活動に不可欠なコミュニケーションツールだ。企業は個人情報保護や情報漏えい対策といった観点から情報統制を強化しているものの、どのような状況でメールに関するトラブルが起きているかを把握しきれていないケースもある。
メールの誤送信や誤受信の経験が「ある」と回答した割合は57.3%だった。現在のビジネスで日々多数のメールをやりとりする中で、誤送信や誤受信は避けられない状況になっている。
メールの誤送信や誤受信を経験した人のうち、「自分がメールを誤送信した」と回答した割合は48.3%(複数回答)だった。
誤送信の内容を複数回答で尋ねたところ、「宛先の入力ミス」が最も多く74.4%で、次いで「添付ファイルの添付し忘れ」が47.1%、「添付ファイルの誤り」が40.7%だった。メールの誤送信をきっかけに会社に打撃を与えかねないような、企業の信用や運営に関わる重要な情報を誤送信した経験が「ある」と回答した人は6.4%だった。
サイバーソリューションズは、「今回の調査で誰でもヒューマンエラーを起こす恐れがあることが分かり、事前にミスが起きない仕組み作りや現状のセキュリティ対策の見直しが必要だ」と指摘する。
なお今回の調査は、従業員数が300人以上の企業の経営者や会社員を対象に実施し、300人から有効回答を得たものだ。
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