SheepDogは20〜40代を対象に「在宅勤務における生産性の変化」に関するアンケートを実施した。勤務中に「YouTubeを閲覧してる」「副業をしてる」といった事実が浮かび上がる。
オフィスワークと比較すると、従業員の就労状況が見えにくいテレワークでは業務生産性の低下が懸念される。その真偽を探るため、SheepDogは20〜40代を対象に「在宅勤務における生産性の変化」に関するアンケートを実施した。
「自身の生産性に変化を感じるか」「勤務中に業務以外のことをしているか」といった調査項目から、テレワーカーの業務実態が明らかになった。
「在宅勤務で自分の生産性に変化があったか」という調査項目への回答は、「生産性は変わらない」(60.33%)、「生産性が下がった」(27.33%)、「生産性が上がった」(12.33%)となった。
全体の6割は「生産性は変わらない」と回答し、在宅勤務で「生産性が下がった」とした割合は約3割となった。
在宅勤務は働く場所が家庭にあるため家族に配慮する必要があり、また業務に必要な備品も自身で準備しなければならないなど、オフィスワークとは勝手が違う。就労環境の変化に順応できず、なかなか生産性が上がらないという人が多いかもしれない。
「在宅勤務中に業務以外のことをしているか」という項目では、「YouTubeなどの動画閲覧」(20.67%)、「ゲーム・漫画・読書」(15.67%)、「居眠り」(14.67%)、「資格や試験の勉強」(11%)となり、「業務以外していない」とした割合は46.67%だった。
YouTubeの閲覧に限らず、「業務以外のことをしている」と回答した人は全体の約半数で、オフィスに出社する従来の働き方と同様の働き方は難しいように見える。
ただ、YouTubeなどの動画をBGMをとして流すことで、従来よりもリラックスして仕事ができるといった意見もあった。
「在宅勤務中に副業、自社以外の仕事をしたことがあるか」という調査項目への回答は、「はい」が24%、「いいえ」が76%だった。
副業が可能な企業に勤務する人にとって、在宅勤務は副業がしやすく、業務時間中に副業をしてしまうという人が少なからずいるようだ。
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