リスキリングとは「学び直し」を意味し、社会人が就業を続けながら新たなスキルや知識を得る取り組みを指す。
2020年1月に開催された世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)において2030年までに10億人のリスキルが提唱され(リスキリング革命)、世界的にも注目を集める。
リスキリングが注目される背景には「技術的失業」への懸念がある。経済産業省や厚生労働省などの研究によれば、近年のデジタル技術の急速な発展によってバックオフィス業務やルーティン業務、ホワイトカラーの仕事が消失する。経済産業省は2017年に発表した「放置シナリオ」において、2030年までに日本産業は海外企業の下請けに陥り付加価値は海外に流出、国内産業が停滞して成長性の低い低賃金な社会になると予想している。
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