ディープラーニング検定とは、ディープラーニングの知識と、適切な活用をする能力を持っているかを検定するものだ。日本ディープラーニング協会がAIを有効に活用できる人材の育成を目的に「ジェネラリスト検定」(G検定)、「エンジニア資格」(E資格)を主催するもので、これらをまとめて「ディープラーニング検定」という。
2000年代の「第3次AIブーム」は、ビッグデータを基にAIが自己学習する機械学習の実用化と、特徴量をAIが自ら定義するディープラーニング(深層学習)の登場を背景に起こり、現在もそのブームは続いている。こうしたブレークスルーによってビジネスでのAI活用が活発化する一方、AIを活用できる人材の不足が深刻化している。日本ディープラーニング協会はディープラーニング技術の活用による日本の産業力向上を目指して設立したもので、検定は2017年の開始以降、受験者と合格者が増え続けている。
ディープラーニング検定はゼネラリスト向けの「G検定」とエンジニア向けの「E資格」に分かれる。
G検定は事業でAIを活用するゼネラリスト人材に対して「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」もの。3月と7月、11月に実施される(2022年時点)。受験費用は一般13200円、学生5500円。受験日から2年以内であれば半額で再受験できる。
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