長きにわたりインターネットブラウザとして活躍した「Internet Exproler」がその幕を閉じたが、いまだIEでなければ開けないサイトや使えないアプリは存在する。後継ブラウザでIE依存のサイトを表示するIEモードの使い方を解説する。
MicrosoftのWebブラウザ「Internet Explorer」(以下、IE)が2022年6月16日、サポート終了を迎えた。改めてMicrosoftが“IEの後継”とする「Microsoft Edge」(Edge)での「IEモード」の使い方などをまとめた。
IEの終了によりエンドユーザーにはどのような影響があるのだろうか。IE11のデスクトップアプリケーションサポート終了後は「Windows 10」の月例累積更新プログラムによりデスクトップアプリケーションは無効化され、アクセスしようとするとEdgeにリダイレクトされるようになる。
キーマンズネットの2022年3月調査で、IEの利用率は49.1%で、1位の「Google Chrome」、2位のEdgeに続き3番目に高い利用率となった(注1)。こういった「IE依存のサイトやアプリを引き続き使いたい」ユーザーには、EdgeのIEモードが用意されている。
IEモードの使い方は次の通りだ。
この手順を踏むことでIEモードの利用が可能だ。
ただし、IEモードもいつまでも使えるわけではない。Microsoftは、IEモードについて「少なくとも 2029年までサポートする」と発表している。
現在サポート対象となっているバージョンのWindowsのサービス終了日は下図の通りだ。Microsoftは、IEモードの終了時期が決定し次第、1年前に告知するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。