インボイス管理で多くの企業が導入するSansanの「Bill One」。リコーとの提携は、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのか。
リコーは2023年4月6日、Sansanとの業務提携を発表した。Sansanが提供するインボイス管理サービス「Bill One」をベースとした「Bill One for RICOH」を共同で提供するためだ。
Bill One for RICOHは中堅・中小企業向けのサービスとなっているが、どのようなメリットがあるのだろうか。
SansanのBill Oneは、紙やPDFの請求書をオンラインでデータ化・管理できるサービスだ。昨今話題の改正電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応している。Bill One for RICOHはBill Oneをベースに、中堅・中小企業で導入しやすいオリジナルのプランになっているという。リコーによると「お客さまごとに個別見積もりで対応し、導入しやすいプランにてご提案する」とのことだ。提供にあたっては、リコーの営業部隊であるリコージャパンの業務改善支援も受けられる。
リコーも商取引のデジタル化を支援するサービス群「トレード帳票DXシリーズ」を提供しており、他社製品との連携も進めている。Bill One for RICOHも連携サービスの1つとして加わる。
リコーはBill One for RICOHの提供を進めるとともに、「今後はトレード帳票DXシリーズ製品との連携によって、リコーの共創プラットフォーム『RICOH Smart Integration(RSI)』上でのデジタルデータの活用など、継続的な機能の拡充や販売体制の強化について両社で検討を進める」と述べた。
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