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Notionの新機能「Notionチャート」で大量の作業データの可視化が可能に

 Notion Labs Japanは2024年8月14日、コネクテッドワークスペース「Notion」に新たな機能「Notionチャート」を導入し、データの視覚化をサポートすることを発表した。Notionのデータを数クリックでチャートに変換できるという。一体どのような機能なのか。

» 2024年08月15日 08時00分 公開
[キーマンズネット]

 Notion Labs Japanは2024年8月14日、コネクテッドワークスペース「Notion」に新たな機能「Notionチャート」を導入し、データの視覚化をサポートすることを発表した。Notionのデータを数クリックでチャートに変換できるという。一体どのような機能なのか。

Notionでの大量の作業データを可視化する「Notionチャート」とは何か?

 Notionチャートは、プロジェクトやOKR(Objectives and Key Results)、進捗管理レポート、PRD(プロダクト要求仕様書)など、Notionで管理する全ての作業の進捗状況を把握するための機能だ。

 チャートの作成時は、既存のデータベースにチャートを追加するか、任意のページに配置する。他のツールやコピー&ペーストを必要とせずに、異なるプロジェクトやデータベースの情報をNotionの同じページでまとめて確認できるようになる。チャートはデータやコンテキスト情報と一緒に表示される。

 Notion内のデータが更新されると、チャートにも自動的に反映される。複数のチャートをダッシュボードにまとめることで、リアルタイムでプロジェクト全体の進捗を管理するできる。

チャートの例(出典:Notion Labs Japanのリリース)

 Notionのデータベースには、プロジェクトや営業コンタクト管理など、多くのデータが蓄積されているが、これまでは大量のデータを効果的に分析、理解するのが難しかった。Notionチャートは、データを簡単に視覚化することで、数百行、さらには数千行に及ぶデータを簡単に分析、理解できるようになる。

 大量データを分類するためのタグ付けは、Notion AIが自動化する。これにより、ユーザーの迅速な意思決定をサポートするという。

 NotionチャートはNotionのデータベースに多くのデータがあることを前提にしている。そこで今後は、データベースにコンテンツを簡単に追加するための「フォーム機能」の発表を予定している。フォーム機能はアンケートやイベント参加フォームとして利用でき、フィードバックを自動でNotionのデータベースに集約できるものだ。今後数週間以内に早期アクセスを提供するとしている。

 Notion Labs Japanの西 勝清氏(ゼネラルマネジャーアジア太平洋地域担当)は今回の新機能について次のようにコメントした。

 「Notionの強みであるデータベースに、チャート化の機能として『Notionチャート』が追加されました。これは多くのユーザーが待ち望んでいた機能であり、既存のNotionワークフローにシームレスに統合できる点が特筆すべきポイントです。他のツールに切り替えることなく、データの可視化がNotion上で完結するため、チームの生産性向上とリアルタイムでの情報共有が可能になります。さらにNotion AIとの連携により、データの自動分類や高度な分析も可能になるので、ぜひワンクリックでNotionチャートを体験してみてください」

 Notionチャートは有料プランで無制限に利用でき、ユーザーは1つのチャートを無料で試せる。

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