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AIに関心があっても行動に移せない人が多数? 活用までの障壁をSHIFT AIが調査

SHIFT AIは、AI学習に関する調査結果を公表した。AIへの関心度や実際に学習している内容などに関する調査だ。そのデータから、ユーザーの心理的障壁がAI学習に踏み出すまでの課題となっていることが浮き彫りになった。

» 2026年04月28日 07時00分 公開
[後藤大地キーマンズネット]

 SHIFT AIは2026年4月27日、AI学習に関する意識・実態調査の結果を公表した。

 調査は、全国の20〜65歳の男女(1万5890人)を対象としている。ビジネス現場で生成AIによる生産性向上が急務となる中、個人レベルでは「何から始めればよいか分からない」という学習の入り口での停滞が浮き彫りになっている。そこでSHIFT AIは、個人の学習実態と本音を明らかにするために同調査を実施した。

AIへの関心はあっても多数は学習に踏み出せない その原因は?

 調査の結果、AIに関心がある層は全体の40.1%に達しているものの、実際に「既に学習中」の層はわずか4.1%にとどまっており、6割以上が具体的な行動に移せていない実態が明らかとなった。

 AIへの関心度の内訳は、「強い関心がある」が11.0%、「やや関心がある」が29.1%となった。「あまり関心がない」は23.4%、「まったく関心がない」は36.5%であり、非関心層も一定数存在する。

 今後1年以内の学習意向では、「既に学習中」が4.1%、「ぜひ学びたい」は9.3%、「機会があれば学びたい」は22.7%と、前向きな層は36.1%となった。「どちらともいえない」は17.4%、「あまり学びたくない」は14.1%、「まったく学びたくない」は32.3%となり、関心を持っていたとしても、多くの人が具体的な行動に移せていない実態が確認された。

 現在利用中のAIサービス・ツールについては「特に使っていない」が58.7%と最多だった。以下、「対話型AI(ChatGPTなど)」23.7%、「翻訳・要約など文章整理AI」13.5%、「業務AI機能(Office等)」9.9%、「画像生成AI」9.9%、「動画生成・編集AI」7.6%、「プログラミング支援AI」5.4%となっている。

 AIに関する受講経験については、「受講経験なし」が78.4%で多数を占めた。その他、「インターネット独学」9.3%、「無料オンライン講座・動画」7.0%、「有料オンライン講座・動画」3.9%、「会社の研修」3.9%、「有料通学・集合型講座」2.9%と続いた。

 AI学習の動機においては、「業務効率化し時間の余裕を作りたい」が36.2%と最多となり、「周りに置いていかれたくない」28.3%、「昇格・昇給したい」27.5%、「副業したい」24.7%、「失職の不安がある」20.7%、「転職したい」20.7%、「独立したい」18.2%、「個人HP・SNSを充実させたい」15.8%となった。

 AI学習サービスへのニーズにおいては、「初心者から上級者まで体系的に学べる」が32.6%、「質問・相談サポートがすぐ受けられる」が32.5%と、上位になっている。その次に「本業で使える業務効率化・生産性向上」が30.8%、続いて「短時間で実務レベル」30.8%、「次の行動が明確な学習動線」30.1%、「教材・最新情報が豊富」29.7%、「運営・監修の信頼性」29.3%、「案件獲得のロードマップ化」24.4%、「コミュニティー・仲間の交流」17.8%、「副業・独立・企業への直結支援」10.4%という結果だ。

 AI学習の障壁については、「料金が高そう」が34.6%と最多で、「何から始めればよいか分からない」が23.0%、「怪しい・信頼できないサービスが多そう」が20.8%、「難しそうで自分にできるか不安」が19.6%、「PC・ITに自信がない」が18.9%、「時間が取れない」が18.6%、「途中で挫折してしまいそう」が18.4%、「副業・キャリアにつながるか不安」が14.8%、「周りに相談できる人がいない」が11.1%と続いた。

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