クラウド時代のオフィススイート選定術
徹底比較、「Office 365」と「G Suite」 製品思想の違いから現れる「ドキュメント作成」の違い(1/3 ページ)
ビジネス文書の作成には欠かせない「ドキュメント作成」、“Word”が当たり前の時代は終わった……? 「Office 365」と「G Suite」の違いを徹底比較、根本的な違いとは。
前回は「Office 365」と「G Suite」でのドキュメント共有について紹介したが、今回はドキュメント作成について、どのような違いがあるかを紹介する。
両者の成り立ちの違い
一番大きな違いは、両者のサービスの成り立ちからくる“製品思想の違い”だ。MicrosoftのOffice 365は個人の生産性を上げるために作った「Microsoft Office」に、後からコラボレーション機能を追加する形でサービスができ上がっている。一方、複数人で共同編集ができ、作業効率を上げることを目的に作った「Google ドキュメント」は、後からユーザーの要望が高い機能を追加している。
Office 365の場合は、誰でも一度は使ったことがあるであろうMicrosoft Officeを、通常のローカルPCにインストールするクライアントソフトウェア版の他に、ブラウザ上で操作できるOffice Onlineとスマートフォンやタブレット向けのモバイルアプリで利用できる。Microsoft Officeをベースとしているため、ユーザーが慣れ親しんだ操作感で利用できる点で導入選定側の安心感につながることは多い。
注意点としては、Office 365に接続するMicrosoft Officeの要件が、クラウド版のOffice 365 ProPlus、またはメインストリームサポート中のオンプレミス版のOffice(現時点ではOffice 2013、Office 2016)となっているため、Office 2010以前のバージョンでは一部機能制限などが発生する場合があることだ。
なお、2020年10月13日よりOffice 365のシステム要件が変更されるので、以下のサイトを参照していただきたい。
https://blogs.technet.microsoft.com/microsoft_office_/2017/04/21/office-365-proplus-updates/
G Suiteでのドキュメント作成については、もともとGoogleが自社の生産性を上げるために開発したツールであるため、文書作成ツールの「ドキュメント」、表計算ツールの「スプレッドシート」などは、先ほど紹介した通り複数人でのコラボレーションができることを第一に考えた作りとなっている。また、Google ドキュメントで作成されたファイルはGoogle ドライブの容量には含まれないので、ファイル容量を気にすることなく無制限にファイルを作成することができる。
注意点としては、Web上のGoogleドキュメントを他社と共有する際は、共有先もGoogleアカウントを持っている必要があり、共有先がGoogleアカウントを持っていない場合は、PDFやOfficeファイルに変換する必要があることだろう。
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