タレントマネジメントの基本機能とは?
タレントマネジメントの主な機能は、社員情報管理、評価シート作成、出力機能、評価分析機能、人材育成計画、目標設定・目標管理機能、パフォーマンス管理、アンケート機能、評価レポート作成機能などだ。システムによっては、基幹システムとのAPI連携機能などを持つものもある。基幹システムや人事管理、労務管理システムの機能として内包しているものもあれば、タレントマネジメントに特化して提供されているものもある。
タレントマネジメントの導入メリットとは?
タレントマネジメントの導入メリットとして、以下の3つが挙げられる。
●経歴、スキル、評価の一元管理
社員一人一人が持つ能力や資質を一元管理することでスキルをデータベース化でき、社員が所属する部署、部門での業務や実績、評価も併せて管理することで、社員のパフォーマンスを俯瞰(ふかん)して管理できる。
●人材開発、戦略人事
過去の経歴や異動履歴など、社員の周辺情報と評価をクロスオーバーさせることで社員の特性を分析でき、社員の特性や能力に合った人材配置計画を可能とする。また、職位ごとの実績や成果につながる行動特性を分析することで、行動改善にも生かせる。
●組織の評価制度に合った評価シートの作成
システムやサービスによっては、能力、スキル管理に加えて人事評価機能を備えるものもあり、MBO(目標管理制度)やOKR(Objectives and Key Results)といった目標設定および評価手法などに対応した評価シートのテンプレートを持つものもある。ドラッグ&ドロップで評価フォームをデザインできるものもあり、Excelで作成していたものをデジタル管理できる。