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BPM

BPM(Business Process Management:ビジネスプロセス管理)ツールはその名のとおり、企業内のビジネスプロセスの現状または将来像をモデル化し、情報システムに適用するためのツールのこと。具体的には、現在のビジネスプロセスを可視化して分析を行い、目的とする経営効果を最大限に得るために、そのプロセスを最適化していく作業を支援する。主にワークフローツールから発展したもの、EAIツールからの発展したもの、Webアプリケーションサーバーから発展したものに大別される。

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BPMの基本機能とは?

BPMツールの提供する機能は、主に以下の3つが挙げられる。
●モデリング機能
直感的なGUI画面を使って実際のビジネスプロセス設計し、さまざまな処理やサブプロセスの呼び出しを行うことができる機能。各種のビジネスオペレーションやサブプロセスを用意してあれば、新しいビジネスプロセス設計や変更/組み換えを簡単に行うことができる。

●モニタリング/分析機能
ビジネスプロセスのアクティビティー・ログを入力としてプロセスの監視/管理を行うための機能。モデリング機能によって設計したビジネスプロセスが、問題なく稼働しているかどうかをチェックすることができる。

●EAI機能
複数の業務システムを繋いで、必要なビジネスプロセスのスムースな実現を支援する機能。この機能によって、各システムを1対1でそれぞれに接続する必要がなくなり、作成する連携プログラムの数大幅に減らすことが可能となる。

BPMの導入メリットとは?

BPMツールの導入メリットとしては、主に次の4つが挙げられる。
●業務構造の見える化
まず現状の業務の流れの構造が視覚的にも明確化できることが挙げられる。経営効率を上げるための問題点をここから発見し、改善につなげられる可能性がある。

●環境変化への迅速な対応
次にビジネスプロセスの変更や新規追加が簡単に行えるようになるメリットもある。これによって、ビジネス環境の変化に応じたビジネスの改変や新規ビジネスの立ち上げを短期間で行うことができる。

●現状分析と課題発見
またモニタリング機能や分析機能により、現状の把握と改善ポイントの特定を図ることができる。リアルタイムに業務進捗が監視できたり、ビジネスプロセスの問題点を速やかに発見したりすることが可能になる。

●コスト削減
さらに多くのシステムを連携して業務を自動化する場合に、連携プログラムの個別作成に比べてBPMツールの中のEAI機能を利用することで低コストで済む。