IT担当者300人に聞きました
ビジネスでのモバイル活用と管理状況(2016年)/前編(3/3 ページ)
スマートデバイスのトラブルはOSとアプリの不整合が多数
次に、現在利用中のスマートデバイスが原因で何かしらのトラブルが発生したことはあるかどうか聞いたところ、「トラブルの経験がある」との回答は20.4%であった。
フリーコメントのその内容は、紛失やバッテリー切れといった物理的なトラブルが最も多かったものの、それ以外では「OSのアップデートを制御していないため、社内システムが対応する前に従業員が勝手にアップデートしてしまうと、一時的に社内システムを利用できないユーザーが出てしまう」「通常のPCと同じ設定ができなかったり、持ち出している間にアップデートしたために社内使用時に不具合が出たりした」「アプリのバージョンアップとOSとの整合性が取れず、動作不良となった」といった、アップデートのタイミングに起因するOSとアプリケーション(社内システム)との不整合に悩まされているケースが多いようである。
最後に、現在使用中のスマートデバイスで利用・実施しているセキュリティ対策を聞いた。全体では、「パスワードやパスコードによるロック機能」が88.1%、「ウイルススキャン機能」が44.2%、「リモートアクセス機能」と「デバイス制御機能(一部通信機能の使用禁止設定など)」がともに40.6%、「端末利用状況の監視機能」が32.0%であった(図3)。
今回の結果を2013年8月の調査結果と比べてみると、「パスワードやパスコードによるロック機能」が9.3ポイント増、「ウイルススキャン機能」が3.5ポイント減、「リモートアクセス機能」が3.4ポイント減、「デバイス制御機能」が10.3ポイント増、「端末利用状況の監視機能」が1.0ポイント減となっており、「パスワードやパスコードによるロック機能」と「デバイス制御機能」の2つの機能の利用が大きく伸びていることが分かった。「紛失」に起因するセキュリティリスク対策に有効な機能を採用する企業が増加しているといえよう。
前編では、「モバイル活用と管理状況」について「スマートデバイスの導入状況」「スマートフォン/タブレットの導入理由、導入規模」「トラブルの有無、内容」「セキュリティ対策」などをレポートした。後編では、スマートデバイス管理ツールの「MDM・MCM・MAM・EMM」の認知度および導入状況などについてレポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT担当者300人に聞きました
業務課題、注目のITツール……。話題には上るけれど、実際のところはどうなのか。キーマンズネット会員の声で知る、隣のカイシャのIT事情。読者のホンネを紹介します。
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
3
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
4
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
5
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
6
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
7
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
-
8
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
9
Microsoftの“あのキャラ”がまさかの復活? 公式「X」乗っ取り事件の珍騒動:901st Lap
-
10
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー