ローコード/ノーコード開発ツール【後編】

「脱Excel」のためにどう使う? ロー/ノーコードツール活用で注意すべきポイント

ロー/ノーコード開発ツールを導入する目的として、「脱Excel」を考える企業も多い。しかし、Excelと全く同じ機能や使い勝手を期待する場合、失敗に終わる可能性も高い。「脱Excel」を成功させるために押さえるべきポイントを有識者に聞いた。

 ローコード/ノーコード開発ツールは開発経験が浅い人、あるいは経験のない人でも利用できることから「気軽に導入できて何でも作れる」といったイメージを持つ人もいる。しかし、他のツールと同様に、導入効果を得るためには自社の課題を確実に解決できると判断した上で導入する必要がある。

 前編ではローコード/ノーコード開発ツールの概要を紹介し、AIブームの今、同ツールへの投資意向が高まっている背景を紹介した。後編となる本稿ではツール選びから導入、運用の各段階で検討すべき項目について有識者の見解を交えて紹介する。「脱Excel」を目指す企業が注意すべきポイントも解説する。

後編で取り上げるトピック

  • 「結局、うちの会社の課題解決に向いているのか」を総チェック
  • 「脱Excel」のためにどう使う? 注意すべきポイントとは
  • 「結局誰も使っていない」も「野良アプリの山」も避けたい 運用上の注意ポイント

「結局、うちの会社の課題解決に向いているのか」を総チェック

 ローコード/ノーコード開発ツールを選ぶ際に気を付けるべきポイントは何か。ITコンサルティングと調査を手掛けるアイ・ティ・アール(以下、ITR) プリンシパル・アナリストの甲元宏明氏は「知名度が高いから、ユーザー数が多いから自社の課題を解決できそうだといった漠然としたイメージで導入を決めるのは危険です」と話す。

 ローコード/ノーコード開発ツールが自社の要件に合致するかどうかについて、甲元氏が検討すべき項目として挙げるのが、下記の3点だ。

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