2026年度の情シスがまず読むべき5本 Windows 10、IT投資、AI活用を見直す
新年度は、新しい施策を始める時期であると同時に、これまで先送りしてきた課題と向き合う時期でもある。そこで今回は、キーマンズネットの過去記事から、新年度の実務に役立つ5本を編集部が選んだ。
4月は、社内の空気が変わる。異動や組織改編、新しい予算、新しい方針――その変化の中心に立つことが多いのが情報システム部門だ。だが現実には、やるべきことは増える一方で、時間も人も十分とは言えない。だからこそ、新年度のスタート時点で大切なのは、話題の新製品を追うことだけではなく、自社にとって優先度の高い論点を整理することだ。
今回紹介するのは、そうした視点で読み返したい記事5本だ。PC更新や「Windows 10」対応のように足元の実務に直結するものもあれば、IT投資の方向性や情シスの構造課題のように、中長期の判断材料になるものもある。さらに、生成AI活用のように、期待先行になりがちなテーマを冷静に見直す記事も含めた。新年度の検討材料として、気になるテーマからたどってほしい。
新年度に見直したいIT施策と情報システム部門の課題
1.PC更改や延命策をどう考えるか
サポートが修了したWindows 10搭載PCの処遇をどうするかは、頭の痛い問題だ。価格上昇の影響をどう吸収するか、購入とリースのどちらが現実的かまで含めて判断する必要がある。この記事は、そうしたPC更改の悩みを、コスト面の現実とともに整理している。新年度に端末計画を見直す読者にとって、最初の1本として入りやすい内容だ。
2.2026年の予算をどこに振るべきか
新年度の議論で必ず出てくるのが、「今年は何に投資すべきか」という問いだ。限られた予算の中で何を優先するかは、情シスだけでなく経営層にとっても関心が高い。この記事は、2026年度に企業が増額を予定しているIT投資項目を示したもので、他の企業が何を重視しているのかを知る手掛かりになる。自社の重点施策を考える際の比較材料として、読んでおきたい1本だ。
3.なぜIT部門の改革は進みにくいのか
新しい年度の始まりとともに、これまで手が付かなかった課題を解決したいという機運は高まる。だが実際には、改善したい気持ちはあっても、日々の運用や問い合わせ対応に追われて前に進めないケースが多い。この記事は、IT部門が抱える構造的な課題に目を向けたもので、改革が進みにくい理由を一段深く考えるきっかけになる。単なる気合いや工夫の問題ではなく、組織や業務の仕組みに目を向けたい読者に向く内容だ。
4.“忙しすぎる情シス”の原因を見直す
情シス忙しすぎ問題の“元凶”? 「人員不足」を上回る課題とは【調査】
情シスの忙しさは、多くの現場で半ば当たり前のように受け止められている。だが、その原因を単純に人手不足だけで片付けてしまうと、打ち手も「増員するしかない」で止まりがちだ。この記事は、そうした忙しさの背景にある別の要因を掘り下げており、新年度の体制見直しを考える際に示唆が大きい。現場の負荷を減らすには何を変えるべきか、という視点で読むと使いやすいだろう。
5.生成AI施策を“止める判断”も含めて考える
「PoCで見送り」はむしろ成功? ムダな生成AI活用プロジェクトの“正しい止め方”
新年度は、新しい技術に挑戦しやすい時期でもある。中でも生成AIは、予算や注目が集まりやすいテーマだ。ただし、始めること自体が目的化すると、PoC(概念実証)を重ねても成果につながらないまま時間とコストを消費する恐れがある。この記事は、生成AI活用を無理に前進させるのではなく、見送りを含めて適切に判断する大切さを示している。AI施策に前のめりになりすぎないための視点として、新年度だからこそ押さえておきたい。
新年度の第一歩は、課題の整理から
新年度は、どうしても「新しいことを始める」方に意識が向きやすい。だが実務では、今ある課題を整理し、優先順位を付け、必要なら立ち止まって見直すことの方が重要な場面も多い。PC更改、IT投資、情シスの構造課題、忙しすぎ問題、そして生成AI活用――今回挙げた5本は、それぞれ別のテーマを扱いながら、どれも2026年度の現場判断につながる内容になっている。何から手を付けるべきか迷ったときこそ、まずはこうした過去記事から論点を整理するのがよいだろう。
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