「会議多過ぎ問題」の正体 職場の会議は何のために開かれているのか
ナイスモバイルは、ビジネスパーソンの会議実態とAI活用に関する調査結果を発表した。調査では、職場で日常的に開かれている会議が、必ずしも本来の役割として機能していない実態が見えてきた。AIの活用は広がっており、会議の進め方を見直す動きも出始めている。
ナイスモバイルは2026年6月19日、「ビジネスパーソンの会議・AI活用実態調査 2026」を発表した。会議は本来、業務を前に進めるための場だ。だが今回の調査からは、職場で日常的に開かれている会議が、判断や前進のための場というより、別の役割を担っている実態が浮かび上がった。
職場の会議で、いま何が起きているのか
会議の目的で最も多かったのは「情報共有」の40.1%で、その次に「進捗確認」の21.7%が続いた。両者を合わせると6割を超える。一方で、「意思決定」は18.0%にとどまった。会議満足度が「高い」と答えた人は37.9%で、会議が議論や判断の場として十分に機能していない状況がうかがえる。
会議形態では「対面会議」が50.8%で最も多く、「Web会議」が37.3%で続いた。「ハイブリッド会議」は5.2%にとどまったが、実施者の51.3%が何らかの課題を感じていることが分かった。課題としては「発言しづらい」が46.1%で最多だった。会議室側とオンライン参加者の間で、参加しやすさに差が生じていることも示された。
AIの会議活用は、「全ての会議で活用」が7.3%、「一部の会議で活用」が27.5%、「試験的に導入」が16.8%で、合計51.7%に達した。活用方法は「音声の文字起こし」が55.0%、「内容の要約」が46.2%、「議事録の自動作成」が38.5%で上位となり、会議後の作業を中心に導入が進んでいる。AI活用層の会議満足度は64.9%で、非活用層の18.7%を上回った。
なお、同調査は2026年5月に就業者519人を対象に実施し、有効回答は488人だった。会議の頻度や時間コスト、形態、目的、満足度、AI活用状況などを調べた。
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