ワークフローの機能の豊富さ、拡張性の高さで市場をけん引するトップベンダーとは。シェア情報を紹介する。
アイ・ティ・アールの調べによれば、ワークフロー市場の2008年度の出荷金額は、前年対比6.6%減の約27億円となった。市場縮小の主要因は、景気低迷によるIT投資の削減によるものだったが、2009年度も市場模は回復せず1.1%減と予想されている。
同市場においては、既存独自開発のワークフロー機能から簡易なWeb型ワークフロー製品、またはインフラ系製品のアドオンへの移行が進んでいるほか、内部統制強化機能を備えたワークフロー製品への注目度も上昇している。
また、ベンダーのASP/SaaS(Software as a Service)提供への動きも見られる。従来はほぼパッケージ製品のみの同市場において、今後ASP/SaaSモデルが進展することで、利用企業の裾野が拡大していくと期待される。
2008年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、機能の豊富さ、拡張性の高さで市場をけん引するNTTデータイントラマートが17.9%で1位となった。17.3%の小差で2位となった富士電機システムズは、用途別に特化したワークフロー製品を提供しており、着実にユーザー数を拡大している。3位のエイトレッドは堅調に出荷金額を伸ばし、14.0%を獲得した。
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