続いて、デスクトップ仮想化を導入済みと回答した人に、「現在導入済みのデスクトップ仮想化製品に対する満足度」を尋ねた(図4)。その結果、「とても満足している」が6.2%、「まあ満足している」が58.5%、「やや不満がある」が24.6%、「とても不満がある」が10.8%となり、まとめると全体で「満足」が64.7%、「不満」が35.4%という結果となった。
満足と回答した人からは、「自身のデスクトップ環境をセキュアに持ち運びできるから」「場所、端末などにかかわらず、同じ環境で業務ができる。シンクライアントの不具合に見舞われてもデータ消失しない」「PCの初期セットアップのサポートが楽」といった意見が見受けられた。社内で行っていた作業の続きを社外に出てもセキュアに行うことができて場所も問わないという点が満足度に結び付いているようだ。
不満と回答した人からは、「負荷が高い時間帯では動作が重くなる」「レスポンスがかなり悪く時間がかかり、いらいらする」といった意見が多く見受けられた。Excelなどのソフトウェアが固まるなど、実作業をする中で時間帯によっては極端に動作が重くなることが一番の懸念点となっているようだ。その他、「使用感は悪くないが、一部アプリケーションが利用できない」「ディスク容量が十分割り当てられない」「アクセスエラーが頻繁に起きる」といったコメントが見受けられた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。