2四半期連続のマイナス成長となった国内スマートフォン市場。1位のアップルジャパンは20%以上シェアを低下。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第2四半期(4〜6月)の国内スマートフォン出荷台数は、前年同期比24.6%減の492万台となり、前四半期に続き2四半期連続のマイナス成長となった。
その主要因として、総務省の指導により通信事業者の販売奨励金戦略が見直され、販売/出荷台数が大きく減少したことが挙げられる。国内市場で最大販売台数を記録している機種の出荷台数も前年割れの実績となっている。また、通常“夏モデル”シリーズとして当該四半期に発売されるスマートフォン新製品のラインアップ数が2013年以下で、そのプロモーションも積極性に欠けていたことなどにより、販売/出荷台数の双方で減少傾向が続いている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位が43.6%で、首位を維持しているものの、前四半期の67.4%から20ポイント以上シェアを低下させている。2位は18.3%、3位は14.3%、4位は10.2%、5位は6.1%であった。
今後の見通しとして、2014年第4四半期(10〜12月)は、首位ベンダーの次世代機種が市場投入されることで一時的に販売は回復基調に向かうが、年間ベースではマイナス成長になると予測される。
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