次に、メール誤送信防止システムを導入済みと回答した人に「導入時に重視したポイント」について尋ねた(図3)。
1位は「安定性、可用性」で69.8%、2位は「導入、運用コスト」で66.7%、3位は「導入が容易」で47.6%、4位は「操作性の良さ」で39.7%、5位は「運用(設定)の柔軟性」で30.2%という結果となった。
「最も重視する項目」を見ると、1位に変動はなかったが、2位が「導入が容易」で22.2%、3位は「導入、運用コスト」で15.9%、4位は「操作性の良さ」で11.1%、同率5位は「運用(設定)の柔軟性」「他システムとの連携」で3.2%という結果だった。
ちなみに、前回の2011年の調査では「導入時に重視したポイント」「最も重視する項目」ともに1位が「導入、運用コスト」だったのに対し、今回の調査で「安定性、可用性」が「導入、運用コスト」を上回る結果となった。メールによる情報漏えいは怖いが、対外的なコミュニケーションインフラを止めるわけにはいかず、より安定して動くことが求められるようになったということが考えられる。
続いて、メール誤送信防止システムを導入済みと回答した人に「必要な機能」を聞いたところ、1位は「送信メールの一時保留」で49.3%、2位は「添付ファイルのZIP暗号化」で37.3%、3位は「上長承認」で32.0%、4位は「送信メールのキャンセル」で28.0%、5位は「送信対象の制限」で26.7%という結果となった。
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