次に、オンラインストレージを利用中と回答した人に「利用中のオンラインストレージ選定の際に重視したポイント」について尋ねた(図3-1)。1位は「導入時の初期費用」で42.9%、2位は「導入後の保守/サポート費用」で33.0%、3位は「スマートフォンやタブレットからの利用」で23.1%、4位は「データのクラウドサービス保管」で20.9%、5位は「メール添付機能との連携」で19.8%という結果となった(図3-1)。
初期費用だけでなく運用時のサポート費用も重要項目となっているのに加え、スマートフォンやタブレットを用いて利用場所や端末を問わず社内外からアクセスして活用したいというニーズも高いことが分かった。
関連して、「利用中のオンラインストレージ選定の際に「コスト以外」で重視したポイント」を尋ねた(図3-2)。その結果、「重視するポイント」においては、1位は「データのクラウドサービス保管」で43.0%、2位は「ファイルの読み書き監視」で34.9%、3位は「スマートフォンやタブレットからの利用」で33.7%、4位は「多数アカウントの一括管理」で31.4%、5位は「機能追加/変更の容易さ」で30.2%だった(図3-2)。
さらに、「最も重視するポイント」についても尋ねたところ、1位は「メール添付機能との連携」で16.3%、2位は同率で「データのクラウドサービス保管」「スマートフォンやタブレットからの利用」で15.1%、4位は「ファイルの読み書き監視」で10.5%、5位は「ファイル操作権限の詳細設定」で9.3%という結果となった。
「最も重視するポイント」においては、アカウント有無に限らずスムーズなデータ共有が可能になる「メール添付機能」や、バックアップとしても有効である「データのクラウドサービス保管」に票が集まった。一方で、外部への情報流出や情報消失の危険性を拭い去ることは難しく、「ファイルの読み書き監視」「ファイル操作権限の詳細設定」といったセキュリティ関連の機能にも関心が集まっている。
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