一見すると同じように見える「超高速開発ツール」、開発するアプリケーションの種類によっても選択肢が異なる。「SIer不要論」「情シス飛ばし」の状況を打破する、超高速開発ツール選択の勘所を徹底解説する。
アプリケーション開発を効率化し、属人化を防ぐことでメンテナンス性を飛躍的に高める超高速開発ツール。アプリケーション開発を手助けする開発支援ツールとして、さまざまなカテゴリーの製品が超高速開発ツールに含まれているのが現状だ。そこで、超高速開発ツールを整理した上で、プログラム開発領域でのサービス選びの勘所について、分かりやすく解説していきたい。
業務アプリケーションの開発工期短縮に寄与し、アプリケーションのメンテナンス性能を高めてくれる超高速開発ツール。こちらの記事でも紹介した通り、超高速開発ツールにはささまざまな製品群が含まれており、コード自動生成ツールやBPMS、テスト自動化ツール、EAIをはじめとしたデータ連携ソリューション、そして実行環境としてのリッチクライアントなどがその代表的なものになっている。
ここで、具体的な製品を整理したうえで、開発プロセスのどの工程を支援してくれるソリューションなのかについて、表形式でその機能を紹介しよう。この表は、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が調査したもので、大きくは「設計・コード生成型」「設計・実行エンジン型」「業務モデル支援」「テスト自動実行」「EAI」「UI生成・実行」という製品群に整理されている。
この表は「ユーザー企業ソフトウェアメトリックス調査2015」を参考に作成しているが、実際にツールを提供しているベンダーがアンケートに回答した結果をまとめたものであり、上記に上がっている製品だけが超高速開発ツールというわけではない。また、有料ツールを中心に調査したもので、無償ツールは含まれていない。
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