それでは業務用PCの買い替え頻度や時期について、企業ではどのように考えているのだろうか。それぞれ尋ねてみた。
まず買い替え頻度については「4〜5年おき」が約半数の48.1%で、続いて「壊れたら都度購入」が22.9%、「2〜3年おき」が11.8%となった。過半数近い企業でコンピュータ機器の原価償却期間に即した4〜5年の購入サイクルとなっていることが確認できた。なお、「その他」は5.3%と少数ではあったが、その内訳の大半がリース利用であった。
PCの買い替え単位は「年度ごとにグループ分けをし、段階的に買い替えている」が37.4%、「全員分をまとめて買い替えている」が10.7%で、合計すると48.1%がまとめて購入していることが分かる。一方で「とくに決まっていない」企業も44.8%と、考え方は二分している様子だ(図3)。
現在利用中のPCの買い替え時期は、「買い替える予定はない」35.2%を除く「2019年までに買い替える予定」が15.8%で最も多く、以降「2020年までに」13.1%、「2018年までに」12.9%と続き、これら「いずれかの時期に買い替える予定がある」を合算すると全体の57.6%となった。前述した2020年1月14日に控えるWindows 7の延長サポート終了を念頭に、業務用PCの買い替えをセットで検討している企業が少なくないと予測できる。
後編では、調査結果を基に業務PCのWindows 10への移行予定や業務アプリケーションのWindows 10への対応状況について傾向を分析、紹介しよう。
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