すご腕アナリスト市場予測
ライセンス監査を受けた企業の60%以上で追加費用が発生(1/5 ページ)
ソフトウェアに関するライセンス監査では、実施企業の60%以上で追加費用が発生するという結果が出た。監査の実態に迫る。
多くの企業が日々の業務に活用しているパッケージソフトウェア。そのライセンス監査は、海外に本社を持つソフトウェアベンダーを中心に、世界中の企業に対して実施されている。これは日本企業に対しても例外ではなく、近年はそのライセンス監査の動きが活発化している傾向にあるようだ。
今回は、ソフトウェアライセンス監査に関するアンケート調査の結果について概観しながら、日本におけるソフトウェアライセンス監査の実態や企業が取り組むべき監査の在り方、組織における取り組み方について考えていきたい。
ソフトウェアライセンス監査とは
そもそもソフトウェアライセンス監査(以下、ライセンス監査)とは、ソフトウェアベンダーがユーザー企業に対して行う、ライセンス違反の有無を確認するための取り組みのことで、監査を行うために直接ユーザー企業に出向いてオンサイトにて行う場合もあれば、監査用のプログラムを実環境に適用したうえでそのログの提出を求める場合もあるなど、ソフトウェアベンダーによってその手法は異なっている。
海外製品の場合は、海外本社から直接監査が依頼されるケースはもちろん、ソフトウェアベンダーの日本法人が営業窓口を通じて行うケース、外部の監査法人に委託して調査するケースなど、そのアプローチもさまざまだ。
ここで、ライセンス監査に対する日本企業の実態について詳しく見ていこう。ガートナージャパンが実施したアンケート調査(調査は2018年4月に行われたもの、有効回答数209、インターネットを利用した調査)では、SAPやOracle、Microsoftをはじめとするパッケージソフトウェアを提供するソフトウェアベンダーがユーザーに対して実施するライセンス監査について、ユーザー企業の50.2%が「ライセンス監査に対応したことがある」と回答している。
また、「対応経験はないが、将来、対応することを想定している」と回答したユーザー企業を合わせると66.8%となり、70%弱のユーザー企業がライセンス監査を経験する可能性があることが分かった。既に50%を超えるユーザー企業がライセンス監査を経験していることからも、国内においてライセンス監査が一般化していることが明らかだろう。
なお今回の調査では、ユーザー数の増減など定期的なソフトウェアベンダーとのやりとりをライセンス監査と勘違いしてしまうケースを排除すべく、ソフトウェアベンダー自身がオファーしたうえで、ライセンス違反の有無を確認するための監査がどうかについて尋ねている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
すご腕アナリスト市場予測
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Microsoftが進めるCopilot再編 「Microsoft Copilot」への移行で、企業への影響は?
-
2
自治体、企業で進む「Google回帰」 事例で分かる「Gemini Notebook」の活用アイデア
-
3
離職率16.2%から6.7%へ 筑波記念病院がAIで見つけた「職場の見えない課題」
-
4
「Copilot案件」が急増、1年半で13倍に フリーランスに求められるニーズの変化
-
5
Windows更新後、ローカルサインインも不能に Microsoftが定例外更新で修正
-
6
「Gemini Notebook」になって何が変わった? NotebookLMからの変更点をおさらい
-
7
NTTドコモ、「正しく質問させる」をやめ、“聞き返すAI”で変える顧客対応
-
8
神戸市、Copilotの弱点を「Dify」でどう解決? あえて自前でAI環境を構築した理由
-
9
「人間が書くコードは2025年に死ぬ」時代、運用担当者に押し寄せるインシデントの波
-
10
PostgreSQLより1.81倍高速? 開発者がSQLの実行を小型AIに丸投げしてみた結果:898th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー