ここ数年のクラウドサービスの普及により、情報セキュリティにおけるID管理の重要性はますます増しつつある。行政独立法人 情報処理推進機構(IPA)が発行する「情報セキュリティ白書2018」によると、不正アクセスの被害届のうち、全体の3割強を占めているのが、「ID・パスワードの不備」だ。不正アクセスの原因の多くは、企業のID管理に対する意識の希薄さにある。IDの管理不備が情報漏えいにつながり、企業にとって大きなダメージとなる。
クラウドサービスのビジネス利用が当たり前となり、モバイルワークや在宅勤務を導入する企業が増えている現在は、社外からインターネットを経由して直接クラウドサービスにアクセスするケースも多いだろう。
重要なのがID管理だ。ユーザーのIDにひもづけてシステムのアクセス権限を管理したり、ユーザーを厳密に認証したり、実際のアクセス状況を監視することで、安全性を確保する。
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