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» 2021年03月18日 07時00分 公開

人事・人材管理システムの利用状況(2021年)/前編

コロナ禍でビジネス情勢が不安定な中、より組織的な人事戦略が求められる。そうした環境下で人事・人材管理システムの利用状況は過去と比べてどう変化したのか。アンケート調査からシステム利用状況の変化を探る。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2021年2月15日〜3月5日にわたり、「人材管理/人事管理」に関するアンケートを実施した。全回答者数83人のうち製造・生産部門が31.3%、情報システム部門が27.7%、総務・人事部門が10.8%、営業・販売部門が6.0%などと続く内訳であった。従業員規模での分類では、100人以下が25.3%と最も多く、次いで101〜500人が20.5%、501〜1000人が19.3%、1001〜5000人が15.7%と続いた。

 前編では、人事・人材管理システムの「導入状況」や「導入形態」「導入しない理由」などの調査結果を紹介する。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

人事専用SaaSの利用がこの2年で25.4ポイント増加

 まず、アンケート回答者の勤務先での人事・人材管理において、システムやサービスの導入有無を聞いたところ「既に導入しているが、今後リプレースの予定はない」30.1%、「必要性を感じない」27.7%、「必要性を感じるが導入は検討していない」19.3%、「新規で導入を検討している」7.2%、「既に導入しており、今後リプレースを予定している」6.0%と続く結果となった(図1)。この結果をまとめると、導入済みが36.1%、リプレースを含め導入予定が13.2%となった。

図1 人事・人材管理システムの導入の有無

 何らかの形で人事・人材管理システムを利用しているとした回答者に対して、システムの利用形態を聞いたところ「人事管理や人材管理の専用SaaS」が36.7%と最も多く、次いで「ERPパッケージの機能」と「自社開発」が26.7%と続いた(図2)。

図2 利用している人事・人材管理システムの形態

 パッケージまたはクラウドERPに含まれる人事・人材管理機能を利用する割合が33.4%と、一定数存在していることが分かった。具体的なERP製品を尋ねると、OBCやSAPなどの製品が挙がった。

 ただし、この結果を2019年6月に実施した同様の調査と比較したところ、ERPの機能を利用している割合は全体で21.5ポイント減少しており、代わりに人事管理や人材管理の専用SaaSが25.4ポイントと大幅に増加した。2019年の調査では、「新規またはリプレースで導入予定」とした回答者の過半数が「人事管理専用のSaaS」と答えており、まさにその通りの導入が進んだと言える。

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