クオリティアは2021年12月20日、「オンラインコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前と比べて、多くの人がミュニケーションの取りにくさや質の低下を訴えている。また、回答者のテレワーク実施状況とセキュリティ関連のミスの経験率を比較してみると、テレワーカーほどオンラインコミュニケーションでメールの誤送信やパスワード漏えいといったミスを経験していることが分かった。
今回の調査は、全国の20〜59歳のビジネスパーソンで週に3日以上メールやWeb会議システム、チャットといったオンラインコミュニケーションツールを利用している人を対象に、新型コロナウイルス感染症の流行前と比較したコミュニケーションの変化について聞き、1000人から有効回答を得た(調査期間は2021年11月19〜22日)。
メールの量については、「非常に増えた」が12.7%、「どちらかといえば増えた」が68.2%で増えたと回答した人を合計すると80.9%となった。コミュニケーションの取りやすさについては、低下したと回答した人の割合が74.8%だった。年代別に見ると、年齢が高いほどコミュニケーションの取りにくさを感じている人の割合が高い傾向にある。具体的には、低下したと回答した人の割合は、20歳代の70.0%、30歳代の70.8%に対して、40歳代が78.0%、50歳代が80.4%だった。
コミュニケーションの質については、低下したと回答した人の割合は70.6%だった。コミュニケーションが取りづらくなったことで、コミュニケーションの質が低下したと感じているようだ。同様に、「報・連・相」(報告・連絡・相談)についても、しづらくなったと回答した割合が63.0%と高い。
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