メディア
ニュース
» 2022年03月16日 07時00分 公開

Windows 11でもレガシーシステムは動くのか? 十数年前の基幹システムを動かしてみた

まだ多くの企業が「Windows 10」を使い続ける中で、気になるのがWindows 11での業務系システムの動作。十数年前にスクラッチで開発されたクラサバ型の基幹システムはWindows 11でも動作するのでしょうか。

[杉 研也,パシフィックネット]

 「Windows 11」体験レポートとして立ち上がった当企画も本稿が最終回となります。社用PCへのWindows 11インストールの模様と、インストール後に発生した諸問題について、2回にわたってレポートしました。最終回となる本稿では、実務で利用するOfficeアプリや基幹システムの動作検証について所感をお伝えするとともに、Windows 11の「ロールバック」機能についても解説します。

著者紹介:杉 研也

IT機器の調達から運用管理、データ消去、適正処理までをLCMサービスとして提供するパシフィックネットの取締役を務める。約20年にわたり、企業や官公庁におけるIT機器の排出からデータ消去、リファービッシュまで数多くのリユースおよびリサイクルの現場に携わり、近ごろはレンタルを中心としたITサブスクリプション事業を担当し、企業のLCM運用の課題解決に向けた提案に尽力する。また、環境省が開催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」で委員を務め、総務省がオブザーバーとして参加する「リユースモバイル関連ガイドライン検討会」で主査に任命されるなど、社外活動にも積極的に参加し、リユース業界の透明性の高い健全な発展に尽力する。

 今回、Windows 11で動作検証をするのは、業務で日常的に利用する「Microsoft Word」「Microsoft Excel」などのOfficeアプリケーションと、当社で十数年前にスクラッチで開発したクラサバ型の基幹システムです。利用方法は今までと変えず、3週間にわたって使い勝手や動作に支障がないかを確認しました。なお、以降は当方の利用環境で発生したものであり、必ず起こると確証するものではないことをあらかじめご承知ください。

十数年前のクラサバ型基幹システムはWindows 11でも動くのか?

 まずはOfficeアプリケーションの動作について見てみます。Windows 11で「Microsoft 365」のOfficeアプリを利用したところ、2日に1回の頻度でフリーズする症状が見られました。特に関数を多用するExcelファイルで作業をしている時に発生するため、Windows 11に起因するものというよりはただメモリが不足していただけなのではと思いタスクマネージャーを確認したところ、普通に作業をしていただけでもメモリの使用量が80%近くに達していました。

 「Windows 10」では同様の作業をしていてもフリーズすることはほぼなかったため、Windows 11は比較的メモリを消費しやすいのかという疑問が残りました。しかし、Windows 10で同様の作業をし、同じくタスクマネージャーを確認したところ、メモリの使用量は90%に到達していました。「Windows 11はメモリを食う」という私の仮説はどうやら間違っていたようです。Windows 11はまだ不安定な部分もあるため、発生したものではないかと考えています。

(左)Windows11のタスクマネージャー (右)Windows10のタスクマネージャー(出典:筆者の利用環境のキャプチャー画像)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。