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» 2022年03月29日 10時00分 公開

情シス涙のエピソードも……従業員デジタルスキルの実態調査

企業のデジタルシフトが進む中、従業員は所属部署やバックグラウンドに関係なくITと密接に関わりながら業務を進めることが求められている。だが、従業員のITリテラシーやデジタルスキルが十分であるとは言えないようだ。

[キーマンズネット]

 キーマンズネット編集部は2022年に注目すべきトピックスとして「セキュリティ」「SaaS」「従業員コミュニケーション」「Windows 11」「オフィス」「デジタルスキル」「人事制度」の7つのトピックスを抽出し、読者調査を実施した(実施期間:2021年11月10日〜12月11日、有効回答数678件)。企業における2022年のIT投資意向と併せて調査結果を全8回でお届けする。「デジタルスキル」だ。

調査サマリー

  • 37.7%がITリテラシー/デジタルスキルに「自信がない」と回答
  • 「会社の共有サーバに動画や写真、音楽といった個人のデータのバックアップなどが置いてある」などITリテラシーが低い従業員に悩む情シスの声が寄せられた
  • 一方で、RPAや分析ツールの使い方などの研修を開催し、デジタルスキル向上に取り組む企業もあった

デジタルスキル/ITリテラシーが十分でないとする企業は37.7%

 DX(デジタルトランスフォーメーション)叫ばれ企業のデジタルシフトが進む中、従業員は所属部署やバックグラウンドに関係なくITと密接に関わりながら業務を進めることが求められている。近年は、RPA(Robotic Process Automation)や、APIで「画像認識」「OCR(光学文字認識)」「音声認識」の機能を利用できる構築済みAIといった事業部門の利用を想定するツールも登場し、それらを使いこなすための人材育成に力を入れる企業も現れた。

 従業員のデジタルスキルは十分なのだろうか。アンケート調査の結果を基に現状や取り組みを俯瞰する。

 まずはじめに、回答者が自社の従業員のデジタルスキルやITリテラシーをどう認識しているかを探るために「勤務先での従業員のITリテラシーは十分であるか」を尋ねたところ、「何とも言えない」(30.1%)が最も多かった。ITリテラシーが十分ではないと感じる回答者は、「あまりそう思わない」(25.2%)、「全くそう思わない」(12.5%)を合わせて37.7%。逆にITリテラシーに一定の自信がる企業は「ややそう思う」(24.8%)、「とてもそう思う」(7.4%)を合わせて32.2%だった(図1)。

 「デジタルスキル/ITリテラシーが十分でない」と答える回答者の方が、十分だとする回答者よりも多いことが分かる。

図1 ITリテラシーの認識

情シスが引くITリテラシーの現状

 回答者は従業員のどのような行動に「デジタルスキル/ITリテラシーが十分でない」と感じているのだろうか。先の質問への回答理由をフリーコメントで聞いたところ、「GitHubにPW投稿」「会社のサーバに個人の音楽データを保存」といったエピソードが挙がり、コメントの端々から回答者の呆れや悲哀が見て取れた。一部を抜粋して紹介する。

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