北海道小樽市は2022年の6月にRPAテクノロジーズの「BizRobo!」を本格導入した。サービス導入の目的と決め手になったポイントは?
RPAテクノロジーズは2022年7月6日、北海道小樽市が行ったRPA(Robotic Process Automation)構築関連業務に関する公募型プロポーザルで優先委託候補者に選定され、小樽市が6月に同社のRPAツール「BizRobo!」の本格導入を開始したと発表した。BizRobo!を導入する北海道の自治体は、小樽市が8番目だ。何が決め手だったのか。
小樽市では、2021年から複数の部署でBizRobo!のトライアルを実施し、15体のロボットを開発した。この間に、小樽市の財務会計システムや福祉医療システム、住民情報システムなどとBizRobo!が連携可能なことを確認した。同市が導入を予定していた手書き帳票データ化サービス「AIよみと〜る(LGWAN接続タイプ)」への対応なども評価され、BizRobo!の本格導入が決まった。
北海道は2021年9月に「北海道Society5.0推進計画」を策定し、行政は「未来技術の活用を前提とした仕組みづくり」を行うと明記している。RPAテクノロジーズでは、自治体の業務にRPAを活用することで、職員の業務負荷軽減や作業時間短縮につながり、そこから生まれた余力がサービス品質の向上をもたらすとしている。
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