高松市社会福祉協議会は、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo! Lite」と情報入力プラットフォーム「BizRobo! Paper-free」を導入した。定型業務に活用し、業務の効率化や人員の拡充、最適配置を図る。製品の決め手は機能以外にあった。
高松市社会福祉協議会がRPA(Robotic Process Automation)ツール「BizRobo! Lite」と情報入力プラットフォーム「BizRobo! Paper-free」を導入した。2022年10月6日にRPAテクノロジーズが発表した。
高松市社会福祉協議会は、「デジタル技術を活用した業務の効率化」を2022年度の目標として掲げ、テレワーク環境の整備や決裁業務の電子システム化、個別相談内容や業務記録などのタブレット入力によるペーパーレス化、データ入力など定型作業の自動処理化に取り組んでいる。BizRobo! LiteとBizRobo! Paper-freeの導入は、この取り組みの一環だ。
RPA製品の機能は、大手ベンダーであれば各社ともコモディティ化してきたとも言われるが、高松市社会福祉協議会はなぜBizRobo!を選択したのか。
同協議会がBizRobo!を導入した決め手は、地元近くにあるRPAテクノロジーズの拠点からすぐにサポートを受けられることだった。
高松市社会福祉協議会では、BizRobo! LiteとBizRobo! Paper-freeを、活動記録簿原本チェックや給与明細メール送信、労働条件通知書作成、勤怠管理、計画点検、会計などに活用する予定だ。これらの業務は、従業員や利用者の数に比例して対応数が増えていく定型業務だ。福祉総合システム「RelyIII」から科学的介護情報システム(LIFE)に情報を連携させることに加え、チェック作業を自動化することで、年間400時間以上の創出を見込む。
介護分野での人材不足は、他の業界に比べて深刻な課題で、高松市社会福祉協議会では、BizRobo!やPaper-freeの導入によって、業務の効率化や人員の拡充、最適配置を図る。RPAテクノロジーズも、自動化やペーパーレス化の対応業務をさらに増やし、スタッフの負担を軽減できるよう、引き続き支援するとしている。
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