矢野経済研究所がデジタル人材関連サービスの市場規模予測を発表した。高度なAIの登場で揺れるIT業界、今後の展望とは。
矢野経済研究所は2023年4月7日、デジタル人材の育成や研修、派遣、紹介などのサービスを含むデジタル人材関連サービスの市場規模動向と予測を発表した。
矢野経済研究所の推計によると、2021年度のデジタル人材関連サービスの市場規模は、前年度比10%増の1兆643億円だった。2022年度、2023年度の予測値は以下の図1の通りだ。デジタル人材需要の高まりによって、同サービスの市場は拡大を続けている。
デジタル人材育成・研修サービスやデジタル人材派遣サービス、デジタル人材紹介サービスのそれぞれの市場動向はどうだろうか。
矢野経済研究所によると、企業のDX推進強化によってデジタル人材の獲得競争が激化しているため、デジタル人材育成・研修サービスの市場は今後も堅調に拡大する見込みだ。同様に、デジタル人材派遣サービスやデジタル人材紹介サービスの市場も、当面は拡大を維持する見込みだという。
矢野経済研究所は「2020年度のコロナ禍での投資控えからの反動で、2022年度から2023年度にかけては大幅な伸長が期待される」と述べ、これらの市場の拡大を予測している。
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