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Power Automate初心者でも“すぐデキる”業務自動化シナリオ 社内の情報収集を効率化実例で学ぶ! 仕事を効率化するPower Automate活用術(5/6 ページ)

» 2024年09月20日 08時00分 公開
[舟越 匠日本ビジネスシステムズ]

6.4.ユーザー情報を取得する

 続いて、ユーザーの組織名や部署名を取得できるようにします。再度アクションを追加します。

図23 アクションの追加

 「Office 365」で検索し、「Office 365 ユーザー」のアクションを見つけたら「さらに表示」をクリックします。

図24 「Office 365 ユーザー」のアクションを探す

 「Office 365 ユーザー」のアクション一覧から、「ユーザー プロフィールの取得(V2)」を選択します。

図25 「ユーザー プロフィールの取得(V2)」アクションの選択

 フローに追加されたアクションをクリックし、パラメーターを設定します。

図26 パラメーターの設定

 「ユーザー(UPN)」には、フォーム回答時にFormsが記録しているメールアドレスを利用します。「ユーザー(UPN)」の欄をクリックしてから稲妻マークをクリックし、「応答の詳細を取得する」から「Responders’ Email」を設定します。

図27 「Responders’ Email」の設定

 これで、ユーザーの情報を取得できるようになりました。取得したデータは、後続のアクションで実際に利用します。

6.5.必要な項目をExcelに保存する

 最後に、取得したデータをExcelに追加するために、再度アクションを追加します。

図28 アクションの追加

 「Excel」で検索し、「Excel Online(Business)」の「さらに表示」をクリックします。

図29 Excel Online(Business)のアクションを探す

 「表に行を追加」をクリックします。

図30 「表に行を追加」アクションの選択

 「行に表を追加」のアクションがフローに追加されたら、パラメーターをセットします。

 まずは、先ほど作成したExcelファイルを指定します。「場所」では「OneDrive for Business」を選択します。

図31 OneDrive for Businessの選択

 「ドキュメント ライブラリ」で「OneDrive」を選択します。

図32 OneDriveの選択

 「ファイル」ではOneDriveのファイルを選択します。フォルダ内にファイルがある場合は、フォルダ名の右横にある「>」をクリックすることでフォルダ内に移動できます。

図33 OneDriveのExcelファイルの指定

 「テーブル」を候補から選択します。今回は先ほど用意した空のテーブルである「テーブル1」を選びます。

図34 テーブルの選択

 ここまで設定すると、詳細パラメーターからExcelの列を選べるようになります。名前やメールアドレス、部署名、役職名、参加日程の5つにチェックを入れます。

図35 詳細パラメーターの選択

 チェックを入れたら余白部分をクリックします。

図36 余白をクリック

 Excelの列名で指定していた項目に値を設定できるようになりました。

図37 詳細パラメーター入力画面の確認

 先ほど同様、値を設定する項目をクリックし稲妻マークから設定します。

 まず、メールアドレスと参加日程は、Formsの「応答の詳細を取得する」から選びます。

図38 Formsからの項目の設定

 残りの項目は「ユーザー プロフィールの取得(V2)」から設定します。「See more」をクリックして表示項目を増やします。

図39 隠れているユーザープロフィールの表示

 部署や表示名、役職をそれぞれ対応する項目に設定します。

図40 ユーザープロフィールからの項目の設定

 これで、Formsの回答を元にExcelにデータを保存する準備が整いました。

図41 フローの完成図

 最後に、忘れずにフローを保存しておきましょう。

図42 フローの保存

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