ITSMツール【後編】

情シスの負担、どう減らす? ツール導入を「余分なコスト」と見なす上司の説得法

業務量が増え続ける情シスの負担をどう減らすか。ツール導入を「それは余分なコストだ」と指摘される前にチェックしておきたい上司の説得法とは。

 IT戦略立案やAI活用施策の実行など、情報システム部門担当者(情シス)に求められる業務の範囲や量は増える一方だ。キーマンズネットの読者調査によると、人員不足感のある情報システム部門の4割が「人材の増減はない」と回答。業務範囲は広がり業務量が増えているが、人員は補充されないという状況に陥っている情シスは多い。

 こうした情シスの負担を軽減する一つの選択肢が従来型の情シス業務であるヘルプデスク業務やITサービス管理業務を支援するツールの導入だ。

 しかし、キーマンズネットの読者調査では、ツールの認知度も利用率も低いことが分かった。そこで前編では、ヘルプデスク業務、ITサービス管理を支援するツールの種類や概要と、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)のフレームワークをユーザー企業が利用するメリット、3段階の価格別に見たITSMツールの導入・運用コストを紹介した。

 後編となる本稿では、自社が抱える課題に沿ったツールの選び方や、運用面で気を付けるべきこと、ツールの導入や運用にかかるコストを「余分なコスト」と見なす上司の説得方法などに触れる。

 ツール導入時によく言われる「自社のITシステムのあるべき姿を考え、そこから逆算して導入する」というやり方がITSMツールに当てはまるかどうかにも言及する。

負担軽減にかかる費用を、「余分なコスト」と言わせないために

 前編では統合運用管理機能を盛り込んだプラットフォーム型やITSMツール、機能特化型のツールの特徴を紹介した。このうちのどれか1つを選ぶのではなく、組み合わせて「いいとこ取り」する選択肢もあるという。

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