サイオステクノロジーが実施した調査からワークフロー導入後に多くの企業が社内展開や教育面で苦慮している実態が明らかになった。運用と教育の壁を乗り越える方法とは。
ワークフローシステムは、業務の可視化と効率化を支える重要な基盤として多くの企業で活用されている。しかし、実際に運用を開始すると社内への展開や従業員への教育面で課題を抱える企業が多い。
サイオステクノロジーが実施した調査ではシステム導入後に直面する具体的な運用上の課題や、システム選定段階で本来重視すべきだった点などが明らかになった。
サイオステクノロジーは2025年6月12日、ワークフローシステム導入後の課題に関する調査結果を発表した。同調査は、従業員数100人以上の企業において、半年以上3年未満にわたってワークフローシステムを運用している情報システム担当者110人を対象に実施された。主な調査結果は次の通りだ。
今回の調査では、ワークフローシステムの導入に当たって、初期コストや見た目の分かりやすさといった表面的な要素だけでなく社内浸透の難しさや利用者からの問い合わせ対応、教育工数など、導入後の運用に関わる課題への配慮の必要性が示された。
長期的に使い続けられる利便性や、社内の業務変更に柔軟に対応できる仕組み、継続的なサポート体制に加え、利用者が自律的に問題を解決できる環境の整備を含めた運用の継続性を見据えた視点が求められている。
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