議事録作成の負荷を70%削減 九州がんセンターが実践した“生成AIの線引き”とは

医療記録や会議議事録の作成支援に生成AIを使う場合、出力結果を誰が、どの段階で確認するのかを明確にすることが重要だ。九州がんセンターが議事録作成業務を70%削減した鍵は「任せ切らない」運用にあった。

 生成AIの活用先は、対話応答や検索補助だけではない。例えば医療現場ではカルテや退院サマリー、診療情報提供書、カンファレンス記録、会議議事録の作成支援などでも使われる。ただし、そこで問題になるのはAIの出力をどこまで使い、どの段階で人が確認するかを決めることだ。なぜなら医療記録は間違いが許されないからだ。

 九州がんセンターは、独立行政法人国立病院機構(NHO)に属するがん専門病院として高度な医療を提供する一方で、職員の記録業務や事務作業の負担軽減に取り組んできた。同院はこの一環として、初診時カルテの下書き作成、退院サマリーや診療情報提供書の下書き、インフォームドコンセントやカンファレンス記録、会議議事録などを生成AIで効率化することに決めた。

 生成AIに関する運用課題に、同院はどう対処したのか。

AIに任せる作業、人が確認する作業をどう分けたのか

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