BIツールを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要だ。
また、BIツールを導入する際は、運用に必要な体制を整えることも大切だ。導入前はデータの整理やクレンジングを行い、スムーズに可視化・分析に進める状態にしておく必要がある。
従来のデータ分析ツールよりも簡単に使えると言っても、初めて利用するユーザーは戸惑うだろう。導入の際はユーザーの教育やトレーニングの必要性も考慮したい。
さらに、導入後は企業の状況に合わせてダッシュボードの改修も必要になる。導入後の運用や保守体制についても検討が必要だ
主なBIツールとしては、Tableau、Power BI、Qlik Sense、MotionBoard、Lookerなどがある。それぞれのツールの特徴や機能を比較し、自社のニーズに合ったツールを選ぶことが大切だ。
製品名 | ベンダー名 | 特徴 |
---|---|---|
Tableau | Salesforce | 米スタンフォード大学のデータベースのデータ視覚化研究をルーツに持つ。直感的な操作性と豊富な可視化オプションが特徴であり、データの把握や分析が容易に行える |
Power BI | Microsoft | Microsoftが提供する他のクラウドサービスとの親和性が強み。「Microsoft 365」上の「Excel」「Access」などのファイルや「Azure」との連携も容易。もちろん他のセルフサービスBIツール同様、各種リレーショナルデータベースやクラウドサービス、Webサービスとの連携も可能 |
Qlik Sense | Qlik | 直感的な操作が特徴のBIツール。自由度の高い可視化オプションが魅力であり、ユーザーがデータを自ら探索・分析できる |
Looker | Googleが提供するBIツール。同社が提供する「Google アナリティクス 4」や「Google Search Console」「Google スプレッドシート」、データウェアハウス(DWH)の「BigQuery」などとの親和性が特徴。「Looker Studio」は無料で利用できる | |
MotionBoard | ウイングアーク1st | 国産のBIツールで、業界特有のニーズにも対応することが特徴 |
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