KeyConductors
SDN活用で「帯域やセキュリティを必要な時に」提供するKDDI(3/3 ページ)
テレコムの世界における「DevOps」とは?
同じくKDDIの大垣健一氏は「Carrier SDN Lessons Learned(仮)」と題する別の講演で、WVS2構築の裏側を紹介した。WVS2は、「クラウドにセキュリティアプライアンスを持ち込み、サービスチェイニングと自動化、抽象化を実現したい」という狙いで開発されたものだ。当時、この構想を実現する上で、技術的な選択肢はOpenFlowやEVPNをはじめいくつかあったが、拡張性や既存網との接続といった条件を考慮し、ポリシーベースのフォワーディングで実現することにしたという。
大垣氏はサービスを開発側の立場から「DevOps」の在り方にも触れた。Webサービスの分野では当たり前のDevOpsだが、「テレコムの世界では、SLA的なものがDevOpsを許さない側面がある。われわれは物理的なネットワークインフラを作っている。(ソフトウェアとは異なり)そう簡単にリファクタリングや再構築はできない。ゆえにテレコムの世界におけるDevOpsとは『Dev for Ops』であり、運用しやすく、持続しやすく、ランニングコストも優しいネットワークを開発するということだ」(同氏)
その意味で、なるべく運用しやすいアーキテクチャを形作ることが重要であり、それもネットワークだけでなくコントロールをつかさどる制御システムにも目を配ってアーキテクチャを考慮する必要があると大垣氏は述べている。ただ、あまりに突き詰めすぎるのではなく「必要十分な機能を備え、十分に任意の制御ができる『Good Enough』なSDNでいいのではないか」とも述べ、ほどよいバランスの必要性も訴えた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
3
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
4
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
5
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
6
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
7
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
-
8
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
9
Microsoftの“あのキャラ”がまさかの復活? 公式「X」乗っ取り事件の珍騒動:901st Lap
-
10
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー