ウォルマートも導入に乗り出すブロックチェーンは何がうま味か(3/3 ページ)
食品、ソフトウェアのトレーサビリティーでも検証が進む
同社の最初の注力領域は上記3つだが、実際には他の業界からの問い合わせも多いようだ。
日本IBM執行役員サーバー・システム事業部長 浅海孝氏は「トレーサビリティーが求められる業界であればブロックチェーンの特性が生きる」として、食品や組み立て加工系の製造業における部材およびソフトウェア管理でも有効であると語る。
ブロックチェーンデザインパターンなどのナレッジも展開中
ブロックチェーン技術は、Hyperledgerプロジェクトの開発が進展したことで、ようやく仮想通貨ブームの影響を脱し、多様な業界で具体的な導入検証が進展している段階といえる。
このように新しい技術を展開する際には、実証実験やPoCに取り組むにせよ、本稼働を目指した開発を進めるにせよ、実装をになう技術者がどれだけそろっているかが課題だ。
これについて、鶴田氏は、「大手を含め、関心のある開発パートナーは多く、現在は技術者の育成を進めている段階」と説明する。技術者コミュニティーではブロックチェーン特有のデザインパターンなどの情報交換を進め、知見を広めているという。
同社では前述の通り、コンソーシアム型のブロックチェーンプラットフォームをPaaSで提供、検証環境の立ち上げから実運用までを効率よく展開できる環境を低価格で提供することに加え、同プラットフォームの技術者を育成していくことで、「2020年には国内ブロックチェーン市場の半分程度のシェアを目指す」(鶴田氏)としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
イベントレポートアーカイブ
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
3
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
4
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
5
PHP脆弱性、自社のリスクは? 今すぐできる点検の手順とPHP以外の注意点 無料点検も登場
-
6
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
7
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
8
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
9
磐田市、財務会計業務への生成AI導入実証 年間590時間、約177万円の削減効果を確認
-
10
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー