IT導入完全ガイド
AIやbotとの組み合わせも、文書管理ツールを軸にした働き方改革(4/4 ページ)
データ入力業務の支援
厳密に言えば文書管理ツールそのものの機能ではないが、AIを活用することで、文書から必要な情報を抽出し、システムに入力する作業を自動化することも可能になる。
例えば、経理部門が支払処理を行う際、通常、経理担当者は、取引先から送られてきた紙の請求書を目で確認し、紙面に書かれている請求金額の情報を経理システムに手入力する、という作業を行うことになる。
取引先から送られてくる請求書のフォーマットはバラバラなので、元の請求書をOCRで読み込んでPDF化したとしても、一括で文字認識をかけることはできない。文字認識をさせるためには、やはり人間があらかじめ、請求金額は紙面のこの場所に記載されている文字情報だということを教えなければならないからだ。
しかしAIに請求書がどんなものかを学習させておくことで、たとええ請求金額の合計欄の記載場所がまちまちだったとしても、「合計」という文字列がある場所に記されている数字は合計金額だということを認識して、それを自動で抽出することが可能になる。
経理担当者の業務負荷は大幅に削減され、経理システムへのデータ入力に関連して行う作業は、AIによって入力されたデータが本当に正しいかどうかをチェックするだけで済むようになる。業務効率化を実現する1つの方法だ。
働き方改革への取り組みは、今の企業にとって、もはや避けて通ることができない重要な経営課題だ。これを実現するためには業務の効率化が必要不可欠だ。そのための手段の1つとして、AIを使った文書管理ツールの活用は間違いなく有効な選択肢といえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
3
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
4
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
5
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
6
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
7
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
-
8
Microsoftの“あのキャラ”がまさかの復活? 公式「X」乗っ取り事件の珍騒動:901st Lap
-
9
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
10
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー