次に、現在、企業で業務に利用されているクライアントPCのOSについて尋ねた(複数回答)ところ、1位は「Windows 7」で88.6%、2位は「Windows XP」で76.6%、3位は「Windows Vista」で17.5%、4位は「Windows 8」で11.7 %、5位は「Mac OS X」で6.7%だった(図2)。以降「Windows 2000またはそれ以前のWindows」「Linux」と続いた。
ちなみに、前回(2012年)の調査では、1位は「Windows XP」で90.7%、2位は「Windows 7」で76.8%、3位は「Windows Vista」で21.0%、4位は「Windows 2000」で11.7%、5位は「Linux」で5.7%という結果だった。
トップシェアを走り続けてきたWindows XPに代わってWindows 7が着実にシェアを伸ばし、今回の調査では首位を獲得する結果となった。しかしながら、Windows XP利用者が76.6%と、Windows XP環境が企業内に残っている状況も明らかになった。
また、企業の標準環境OS(最も多く利用しているOS)を聞いたところ、1位は「Windows7」で59.9%、2位は「Windows XP」で35.9%、3位は「Windows Vista」で2.5%と、業務に利用されているクライアントPCのOSの順位と比べ変化はなかった。
ちなみに、前回(2012年)の調査では、1位は「Windows XP」で70.6%、2位は「Windows 7」で26.4%、3位は「Windows Vista」で2.0%という結果で、企業の標準OSという観点で見ると、Windows XPとWindows 7のシェアが大きく逆転した。2014年4月のWindows XPのサポート終了に向けて、この1年間で急速にOS移行が進められたことが見てとれ、その中でもWindows 7への移行が多かったことが分かる。
関連して、バージョンアップの時期についても尋ねた。今後クライアントPCの標準OSをバージョンアップする計画があるかないかを尋ねると、半数以上「バージョンアップの計画がある」と回答した。内訳としては「標準OSをWindows 7にバージョンアップする計画がある」が47.8%、「標準OSをWindows 8にバージョンアップする計画がある」が7.8と%なった。
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