次に、標準のWebブラウザについて尋ねた。全体で見ると、1位は「Microsoft Internet Explorer 8」で44.6%、2位は「Microsoft Internet Explorer 9」で21.7%、3位は「Microsoft Internet Explorer 10」で11.9%、4位は「Microsoft Internet Explorer 6」で9.3%、5位は「Microsoft Internet Explorer 7」で6.7%、同率6位は「Mozilla Firefox」と「Google Chrome」で2.3%と続く結果となった(図4)。
企業規模別で見ると、規模の大きい企業に比べ、100人以下の企業で、Mozilla FirefoxやGoogle Chromeが比較的取り入れられている傾向にある。大企業には、Internet Explore専用に作りこんだWebアプリがたくさんある可能性があり、継続して利用したいと考えるところも少なくないだろう。
続いて、Webブラウザのリプレースを検討しているかを尋ねたところ、「検討していない」が81.0%、「検討している」が19.0%となった。その中で「検討している」と回答した方にリプレース候補のWebブラウザを聞いたところ、1位が「Microsoft Internet Explorer 10」で60.0%、2位が「Microsoft Internet Explorer 9」で24.6%、3位が「Microsoft Internet Explorer 8」で7.7%という結果となった。
最後に、クライアントPCのセキュリティ強化について尋ねた。クライアントPC上で実施しているセキュリティ対策について聞いたところ、1位は「ウイルス対策」で96.3%、2位は「スパイウェア対策」で62.1%、3位は「メールフィルタリング・迷惑メール対策」で55.4%、4位は「HDDの暗号化」で33.1%、5位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で26.3%と続く結果となった。
その他、「操作履歴収集ツールの導入」といった意見も寄せられ、IT資産管理ツールなどを使って操作ログを取得することで従業員のPC利用を監視、抑止して対策していることも分かった。
また、今後1年以内にセキュリティの強化を検討しているかを尋ねた。検討している人は10.8%、検討していない人は89.2%となった。さらに「クライアントPCのセキュリティ対策の強化を検討している」と回答した人にその具体的な内容を尋ねたところ、1位は「シンクライアントソリューションの導入」で41.7%、2位は「電子メールの暗号化」で36.1%、3位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で30.6%と続く結果となった。
続いて、社外へのPCの持ち出しを認めているかを尋ねたところ67.7%が「認めている」と回答した。「認めている」と回答した人の中で、社外に持ち出すPCに関して実施しているセキュリティ対策を尋ねたところ、1位は「HDDの暗号化」で70.8%、2位は「ファイル暗号化ツールの導入」で37.7%、3位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で26.4%となった。
その他のコメントからは、「持ち出し専用PCの設定」や「ワンタイムパスワードの設定」「BIOSのパスワードの設定」といった意見が多く寄せられた。
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