前年同期比17.3%増の395万台となった、2014年第2四半期の国内クライアントPC市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第2四半期(4〜6月)の国内クライアントPC出荷台数は395万台で、前年同期比17.3%増、うちビジネス市場が227万台、同比19.1%増であった。
Windows XPサポート終了や消費増税前の駆け込み需要により好調だった前四半期(1〜3月)に続き、第2四半期のPC出荷台数も前年同期比でプラス成長になった。要因として、ビジネス市場でXPサポート終了に伴う買い替え需要が少なくとも4〜5月まで続いたことと、消費増税前の駆け込み需要により家電量販の倉庫の在庫が一掃され、普段より多めの出荷が可能となったことが挙げられる。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは26.0%で前年同期比16.9%増、2位は17.6%で同比35.0%増であった。3位は12.8%で同比30.6%増、前四半期から1つ順位を上げた。4位は12.4%で同比25.7増%、5位は11.8%で同比31.5%増であった。
前四半期の特需の後もプラス成長が続いたが、これは例外的な事象が重なったためとみられ、2014年の後半はその反動がPC市場に影響を与えるとみられる。しかし一方、タブレットによってPCから離れていた消費者がPCに戻りつつあると分析される。
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