メディア

クラウドで息を吹き返した「Webサイト監視ソリューション」IT導入完全ガイド(4/4 ページ)

» 2014年12月08日 10時00分 公開
[小池晃臣タマク]
前のページへ 1|2|3|4       

エージェントや監視ツールの準備が不要か

 できる限り早く、そしてコストをかけずにWebサイトの監視サービスを導入したい企業は多い。にもかかわらず、いちいちエージェントや監視ツールを用意する必要があるのではハードルが高くなる。また、既存システムへの影響に対する配慮も必要となるだろう。そのため、エージェントや監視ツールを準備しなくてもすぐに利用できる監視サービスが有効となる。もちろん、エージェントレスであっても自社の基準をクリアするサービス品質であることは絶対条件だ。

監視は働く人のマインド、スタッフのスキルも確認したい

 本来ならば自社で行うべきWebサイトの監視から障害対応、運用までを外部へと任せるだけに、オペレーションセンターの運営ノウハウやそこに勤務するスタッフのスキルはかなり重要になる。

 オペレーションセンターのスタッフには、ある意味ユーザー企業のビジネスを共に支えるというぐらいの気持ちが求められる場面もあり、実はマインドの部分が非常に重要になる。もちろん、ITILの資格を持ったスタッフがどれだけいるかどうかやスタッフのシフト体制はどうなっているのかなどのポイントも重要だが、そこで働く人をしっかりと見極めたい。単にシステムからのアラートを報告するだけのサービスであればいざ知らず、障害の対応も含めた形でのサポートを依頼する場合は、必ずオペレーションセンターを直接訪ねて判断するようにしたい。

ユーザー企業のビジネス環境の変化に柔軟に対応できるか

 ビジネスをとりまく環境がめまぐるしく変貌する中、とりわけ激しい変化が求められるのがWebサービスだ。そのため、Webサイトの監視内容や運用手順もビジネスの変化に追随して変更することが必要となる。

 にもかかわらず、ベンダーと最初に取り決めたSLAなどの契約内容が簡単に変えられないようでは、サイト運用の実態と合わないサービスとなってしまう。そこで、ベンダーとユーザー企業が運用手順書を紙でなくWebで共有し常に最新のものに更新するなど、顧客のビジネスに合わせて柔軟に対応できるところを選ぶといい。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。