では、従来のBIツールとデータディスカバリツールは、どんな点が違っているのだろうか。両者を対比させたのが下図である。
データディスカバリツールの基本機能は、目的に沿ったデータを収集するための多様なデータソースとの「接続」、ビジネスユーザー自身がデータを扱えるようにする「準備(加工)」、データから有益な洞察(気付き)を導いていく「視覚化(ビジュアライゼーション)」の大きく3つの要素から構成される。
ただし、ビジネスユーザーにとってデータを分析することは仕事ではなく目的でもない。業務上の課題解決に役立ててこそ意味がある。データから得られた事実や知見を関係者間で共有化する「コラボレーション」、的確なアクションを実行する「最適化」といった機能まで含めたビジネス管理プラットフォームとして一体活用することで、データディスカバリツールは真価を発揮することができる。
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